最高の素材を最高に仕上げる、炭火が基本
バーベキュー料理のおいしさを支えるのは、炭火の力といっても過言ではありません。赤外線でじっくりと食材の芯まで熱を通す炭火は、煮込みやグリル、薫製づくりに最適なんです。
火力が安定するまで時間がかかるので、調理予定の1時間前くらいには着火しておくといいでしょう。ビギナーは網焼きグリルや鉄板焼きなど基本的なアウトドアクッキングから“入門”。オリエンテーションとして、「定番の材料別、おいしい焼き方」をお教えします。
どんな素材にも共通する基本事項は、炭火がおき火になるまでじっと我慢の子、で待つこと。火力が強いと食材はすぐに黒こげになってしまいます。
次に焼き網や鉄板が十分に温まるのを待つこと。この単純な2点を守れば必ずおいしいバーベキューにかぶりつけますよ。
牛ステーキは必ず常温に戻し、焼く直前に塩・コショウ。よく熱した網に載せ、肉を返すのは1回かぎりです。
ポークスペアリブや鶏もも肉など、肉の厚みが均一ではない食材は、焼く前に火力のエリア分け(強火ゾーン・弱火ゾーン・保温ゾーン)を忘れるべからず! まず強火で焼き色をつけ、弱火に移してじんわり中まで火を通すことで、外はパリカリッと中はジューシーになるのです。魚は身が崩れやすいため、十分に熱した網に載せ、トングなどでソフトに焦げ目を確認しながらひっくり返すこと。